過去記事再掲載について
サイト移転時にお蔵入りになってしまった過去記事の復活を行っていましたが、ようやくほぼ全ての記事のサルベージが終わりました。
復活掲載に関しては完了しましたが、しばらく古い記事に修正や手直しを加えたものを深夜帯、時事性の無い記事のみに限り引き続き掲載させていただきます。ご了承ください。
モス男、金子たちが居ない時期の古ーい記事もありますので、懐かしむ気分で楽しんでいただければ幸いです。
2(遊) 同じ人ばかり様々な目に遭う、シリーズ化を意識している
3(三) 必要の無い擬音を多用
4(左) まるで事態を楽しんでるかのようなラノベ風文章
5(一) 気絶オチ→起こっていた異変もリセット
6(右) やたらと察しが良い・詳しすぎる第三者が現れるが、異変前には説明してくれないから被害が拡大する
7(中) 詳細すぎる会話、異変前の雑談すら一字一句はっきり覚えている
8(捕) 新聞沙汰の惨事が起こるが該当ニュースが無い
9(投) 周りに被害が出まくっているのに報告者だけ無事
補欠
・文章なのに語りかけるみたいな口調
・思い出したくもない実体験なのに見せ場で改行したりと小細工
・怪談をだしにした変わり者、鈍感自慢
・ラノベみたいな言動をする報告者と弄られ役のペア
・やるなって言われてる事を平然とやらかす奴が出てくる
・前兆があるのに対策をしない報告者
まずい、補欠が多すぎてグダグダになってきてる
書き忘れ
これは本当に冷める
友人を置いて逃げておいて「いまだに行方不明だそうです」
とかいう無責任な感じのオチがいや
稲川とか本当に酷いよな、身内に失踪者出まくり
57: 本当にあった怖い名無し 2010/02/23(火) 04:27:49 ID:PbX8dD9O0
あれはもう三年くらい前になるかな。
俺と彼女で伊豆に泊まりで遊びに行ったときの話だ。
天気も良く西湘をドライブしながら伊豆方面へと向かった。
途中までは快適に進んだんだが、熱海を過ぎた頃からナビが
おかしくなっちまった。一応、目的地をインプットしてあったん
だが、グルグルと画面が回転している状態が続いた。
おかしいなぁ、壊れたか?
海沿いじゃなくて山越えルートにしたのは失敗だったか。
周りも何もなくひたすら1本の山道が続いているだけだった。
平日のせいか、対向車も後続車もない。
仕方が無いのでマップルを引っ張り出して、彼女にサポート
してもらう。俺も山越えルートは初めてだったんで道がよく
わからない。ゆっくり出てきたのでそろそろ夕方だ。あたりも
暗くなりつつある。
まいったな、これじゃ時間通りに宿に着かないな。
携帯を見ると思いっきり圏外だ。。。
それでもひたすら山道を進むとYの字に分かれていた。
困ったことに標識が無い。路肩に車を止め、どっちだ?と二人
で問答。ナビの現在地は八王子を指している。。。(アホナビ!)
仕方が無いので右へ進むことにした。
これがすべての間違いだった。
2/6
あたりはすっかり暗くなり車のライトなしでは本当の闇だ。
当然ながら街灯もない。しばらく進むと車がガタガタと揺れ始
めた。あれ?この道って舗装してないのか?今どき?
しばらくの間、緩やかな下り坂をガタガタと進んで行くと今度
は三叉路に出た。標識というか、随分古い感じの案内板が立っ
ていたが字が消えかかっててよく見えない。。。
どうする?
どうしよう・・・戻る?
ここでもしばらく問答。と、その時、目の前を1台の車が横切
った。その車は三叉路を右から左の道へと受け流すように進ん
で行った。久しぶりに自分達以外の車に出会った嬉しさからか、
俺らも勢いで左の道へ急発進した。きっとあの車に着いて行け
ば街まで出られる!勝手にそう思い込んで、前をゆく車を見失
わないように進んだ。
しかし前の車、異常に速い。どこかの豆腐店並みだ。どんな車
なのかとよく見る。白いセダンだがどこのメーカーか不明だ。
よほど足回りをいじってあるのか?色々と考えていると彼女が
変なことを言い始めた。
ねぇ、あれって・・・どこのナンバー?
ん?ナンバー?ナンバーがどした?・・・
3/6
確かにナンバープレートはあった。そして数字も書いてある。
しばらく見ていて何やら違和感を覚えた。ナンバーは問題ない
のだが、陸運局の地名?が見たこともない名前だったんだ。
何やら昔の略していない複雑な漢字3文字だ。3文字とも難し
くて読めなかった。
あんな地名あったか?九州のほうかな?
えー・・・あんな名前聞いたことないじょ・・・
(翳欝嚢 ←こんなイメージ・・・)
そんな事を考えていたせいか、気がついたら前の車が見えなく
なっていた。あれ?どこかに曲がる道でもあったのかな?
キツネにつつまれたような奇妙な感じだったが、目印となる
車がいなくなってしまい、再び不安感がこみ上げてきた。
もはや先に進んでいいのか戻ったほうがいいのか、俺達には
わからなくなっていた。ナビは所沢を指していた。。。
と、遥か先に明かりが見えた。
やった、街だ!やっぱこの道で正解だったべ?
この時ばかりはホッと安心し二人で喜んだ。そして車を進める
と、さっき見えた明かりは民宿?の灯りだったことがわかった。
俺達は道を聞くために車を止め、二人で降りて民宿の中に入った。
中には親切そうなおばちゃんがいて、抜ける道を教えてくれた。
4/6
お礼を言い、車に乗り込むと何か聞こえる。
ん?何だ?どこからか音楽が聞こえね? え、あ、ホントだ・・・
よく見ると民宿の隣に建ってる家?から聞こえてきているようだ
った。あれじゃ近所迷惑だな、とか言いながら民宿を後にした。
でもさー、あの民宿、すごく臭くなかった?
え?そうだった?俺、全然気がつかなかったわ。
アンタ、蓄膿だからね・・・なんか生臭かったよー魚みたいな。
そっかー、客用の仕込み中だったのかな?
その時だった。
目の前を何かが横切った。咄嗟に急ブレーキ。
鹿か?馬か?ヘッドライトに照らされて一瞬見えたような気が
するがハッキリとわからなかった。しかし白い何かだというの
は見えた。そして冷や汗をかいてる俺に彼女が言った。
ねぇ・・・ねぇ・・・あれ見て・・・
ん?何?どした?
彼女の指差す前方をよく見た。急ブレーキで立ち込めた土煙が
引き、視界が徐々に開けてきた。
あ・・・・
5/6
言葉が出なかった。
目の前には大きな岩がいくつも転がっていた。きっと落石?が
あったんだと思う。でもさっきまでそんなものは見えなかった。
山道とは
きっとあのまま直進していたら、岩に突っ込んで。。。
しばらく彼女と口をあけてポカーン・・・
その時、車の後ろに人の気配がした。
バックミラーを見ると一瞬、白い人影?が見えたような気がした。
こりゃいかんってことで、すぐにもと来た道を引き返した。二人
ともさすがに只事ではないということを感じていた。もうどうして
いいかのさえ分からなかった。
恐怖に引きつりながら進むと、さっきの民宿の灯りが見えた。
助かった、とりあえずあそこに逃げ込もう!あまりの恐怖で髪が
全部白くなってんじゃないかと思うくらいだった。そして民宿の
前で車を止めた。
そんな・・・あほな・・・
6/6
そこは民宿じゃなくて俺達が泊まるはずのペンションだった。
よく見ると周囲には普通に民家がある。人の気配も普通にするし
車も普通に走っている。もちろん普通のナンバーの車だ。
しばらく彼女と無言でポカーンとしているとペンションの中から
従業員が出てきて誘導してくれた。当然、その夜は気持ちの整理
が着かずに二人とも楽しめなかった。
今では彼女と、あの時は狐に化かされたのかな?と言って笑い話に
なっている。
おしまい。
「」くらい使えよなぁまったくよぉ
ワイには酷いと思えんのやけど、イッチはなんでそう思ったん?
この後、なんどもこの投稿者が連投しはじめるんよ
ここまで怪現象に遭遇したら精神が壊れるてくらいに
精神壊して冷静に打ち込めるんやなその投稿者
この投稿者この後5回ぐらい発狂しかけるからね…
ばっかり心霊体験するわけないやん
伝えようとしてるけどたどたどしいとかは許せるが、余計な部分がやたらくどくて話がぶれてるのは許せねえわ
脱線多いのは確かに冷めるやね
自分語り成分というか
529 名前:MIYU 投稿日:03/06/23 15:36
うちの学校にはこんな噂があります・・。3年3組の出席番号3番の人は、
毎年怪我をしたり、プ~ルで溺れたり、交通事故にあったり・・・。
これは昔3年3組3番の男の子に恋をしていた人が、その人に二股をかけ
られて居た事を知り、自殺してしまった子の呪いらしい。実は私が今年の
トリプル3の人なんです。私は女だから平気だろうと思っていたのに・・・。
起こりました。聞いてください。この前みんなで遊びにいったんですが、
私はトイレにいきたくなったのでたまたま通りかかった公園の公衆便所に
入りました。「汚いからやだなぁ」と思って早く済まして出ようと思ったんです。
ジャァ~!「ふぅ~すっきりしたぁ!さっ早く戻ろ~っと」・・ガチャッ!
「あれっ??」(かぎが開かない。)いくら引いても押しても開かない。。
「どうしよう・・。そうだ!」私はバックの中の携帯を取り出した。
「友達にかけよう!」ピッピッッポッパッ。し~ん・・・「???」携帯が
繋がらない。電波が悪いのかと見てみたらちゃんと三本立っている。他の人に
掛けてみたけどダメだった。「ヤバイなぁ」と思っていた時足音が!私は叫んだ。
「たすけてぇ~!!」・・?だけど、その足音は私がいるトイレの前で止まって
くれたものの動く気配がなかった。とその時!
「お前が悪いんだ」すごく不気味
な女の人お声がした。「私の気持ちを知っていたくせに!!」・・!私は気がついた
(これがあの呪いだ!)と。(殺されたらどうしよう。)と言うことが私を恐怖で
締め付けた。「私は何にもしてません!!お願いがからもぅこんな事はやめて。」
私は知らず知らずに泣いていた。その時私は体験した事の無い経験をした。
「あれはお前の勘違いなんだ。」(えっ?)私の口から若い男の人の声が勝手
に出てくるんです!「何が勘違いよ。二人でいるのを見たって友達が言ってたもの」
「そいつが嘘をついたんだよ!俺を信じろよ!今でも俺はお前が好きだ。お前が
死んでしまってから、お前の分まで生きようと思っていたけど・・俺もとうとう
死んだのさ。早くこうすればよかったかもな。」「本となの?」「あぁ。」「私も
あなたが憎いのに・・誰も殺せなかった・・やっぱりあなたが好きだから!!」
ピカァーッ!その時ドアの前が眩しい位に光った。
・・・?時間後・・・・
私は目が覚めた。どうやら気を失っていたらしい。振り返ってみたらなんて不思議
な体験をしていたんだろう。夢のような気がした。でも・・・「A子ぉ~!?まだ?」
・・!?友達の声だ!ガチャッ!ドアは軽く引いただけで開いた。「助けに来てくれたの?
ありがとぉ~(>_<)」「はぁ?何言ってんの?しかしよくあんな「汚いトイレに10分も入
ってられるわね」「え??10分?」時計を見てみたけど確かに10分ぐらいしかたっていなかった。
でも確かに・・あれは夢では無いハズ。~~~~~~~~~~
あれからはあんな事は一切起きていない。ううん。これからもずっと二度と起きないだろう。
と私は確信がもてました。なんでかは分からないけど・・。噂はあれ以来みんな忘れてしまったかのように
プッツリと聞かなくなりました。友達に言っても「そんな噂聞いた事無い」
と言われてしまって、私にしか分からないようです。こんな不思議な話はあなたの周りにもありますか?
終わり
そもそも人に言われたぐらいで確認もせずに自殺して悪霊にまでなる女がおかしいわ
きちがいかよ
母親と歩いているのを見ただけでも自殺しそうだな
これはワイが実際に体験した話です ワイの地元はど田舎で生徒数3人の分校に通ってました 友人は同級生が二人ユミ(仮名)とカズヒト(仮名) ユミはこんな田舎にいるのに勿体ないくらいの美女でカズヒトはいつもワイやユミを笑わせてくれるムードメイカーでした
あるとき、3人で村の呪われた祠に行こうとカズヒトがいいました。3人で祠に向かう途中、君の悪い老人がワイ達に警告をしてきましたが構わず進むと、目的の祠に着きました
みたいな
カズヒトは行方不明、ユミは人格がおかしくなって精神病院→消息不明になると予想
あと最後の唐突な自己責任オチも嫌い
樹海で報告者が自分の死体を探す話見たら気が狂うで
もう何日経つか分からない。
腹は減らない。疲れも感じない。死んでいるのは確実だ。
でも、まだ、死ねない。消えることができない。
森のどの辺にいるのかも分からない。ここから出られる気もしない。
なぁ、ちょっとさ、手伝ってくれないか?
一緒に捜そうぜ?
俺の死体、見つけてくれよ・・・。頼むよ・・・。
なぁ・・・。
月の大きさが日に日に大きくなってるのに、世界中の人間がそれに気付いていない。
ここ一ヶ月、それが顕著になってきている。
最初に気付いたのは10年以上前だったんだけど別に放っておいたんだ。特に損も得も無いし…。
おおげさだけど墓場まで持っていくつもりだった。
最初は2年くらいだった。そのくらい経ってふと気付くと10kmとか20kmとか増えてるくらいだった。月や星の科学誌が好きだったんだよ。
別に空を見て分かる大きさじゃないし、本やネットで調べてるだけだから。
技術が進歩して計測の誤差や本の誤植が修正されてるんだろうくらいに思ってた。
でもどんどん大きくなってるんだよ。確実に月の直径が増えている。
気付いてからは科学博物館に行って確認もしたし、NASAのページもチェックしている。
そういった「公的な記録」の中の月の直径が気付くたびに大きくなっているんだよ。
もちろん一般的な人は月の直径なんてよく分からない人の方が多いだろうと思うけど、10年間も積もり積もって大きくなっているのは100km、200kmの話じゃあ無いんだよ。そんな桁の話じゃあ無い。
でも大きくなってる事よりもっと怖いのは、誰もそれを認識していないっていう事だ。
みんな当たり前のように「月の直径は3474km」という事を受け入れている。
それで気付くたびに記録の中の月の直径が増えている。なおかつ「昔からその大きさで計測されていた」事になってるんだよ。
家族、友人に死人や精神崩壊した人が出たのに報告者がやたら冷静で冷淡
これは嫌いだし怖くなる
家族の頭がおかしくなった話題を嬉しそうに詳細に書くって人としてどうなのよ
1/7
あれは俺が小学生の頃だから、もう20年も昔の話だ。
今回は少し長いっす。
俺の出身は北関東の寒村で、周りは田んぼと山だらけだった。
だから子供の頃は田んぼで藁の束を積んで秘密基地を作ったり
河で魚を取ったりして遊んだもんだ。村の人たちも皆いいひと
ばかりで、田舎ならではの良さがある村だった。
そんなよくある田舎の村だったが、たった1度だけ、村全体が
恐怖に陥った出来事があった。今日はその事件を書いてみる。
その村には「絶対に入ってはいけない辻」というものがある。
辻とは言っても小さな丘のような所で、幅3m、奥行き10m、
高さ1mほどの大きさだった。そしてその辻の上には、小さな
石碑と半鐘?(時代劇の火事とかで登って叩く鐘)のようなもの
があり、周りは田んぼに囲まれていた。
理由はわからないが、親や婆ちゃん(父方の)からは、あそこで
遊んじゃいけねぇよ、といつも言われていた。何でもあそこを
いじったりすると血の雨が降る、という言い伝えがあるそうだ。
確かに子供の俺から見ても不気味なふいんきがビンビン感じら
れる場所だった。
それは2月の寒い日のことだった。
2/7
俺と友達は凧揚げをすることにした。この地域は冬はいつも
大風が吹いてるから凧揚げにはもってこいだったんだ。いつも
のように近所の田んぼで揚げていると、かなり乗りがいい。
釣竿のリールに糸を巻いて凧につないでるんだが、ぐんぐん凧
が昇っていった。
こりゃすげーや、あんなに小さくなっちまったぜ!
俺は喜んでリールを緩め、どんどん高く凧を飛ばしていった。
しかしこの日は風が強すぎた。ブチッという音と同時に凧が回転
しながら遠くへ飛んでいった。アチャー・・・まいったな・・・
俺は友達のかっちゃんと凧を探しに走った。と、ほどなくして
先を進むかっちゃんの声がした。「あったぞ~」俺は見つかって
よかったと安心したが、それはすぐに不安へと変わった。。。
どうする?
う~ん・・・どうしよ・・・
凧は例の辻の半鐘に引っかかっていた。風でバタバタと揺れている。
今までここは通り過ぎることはあっても、登ったりしたことはない。
しかも親達からは絶対入ってはいかんと言われている。そのことは
かっちゃん家も同じだった。太陽はまだ高かった。しばらく悩んで
いたが、かっちゃんが「長い棒で引っ掛けて取ろう」と提案した。
俺はいいアイデアだと思い早速二人で棒を探した。
3/7
棒は意外と早く見つかった。かっちゃんがやると言い、少し離れた
所から凧に向かって棒を伸ばした。半鐘までの高さは3m弱といった
ところか。何度か突っついたが、全然取れる様子もない。頭にきた
かっちゃんは足元の石ころを投げつけた。カーン・・・半鐘に当たった。
錆付いた半鐘からはその外見からは想像もつかない程良い音がした。
ダメだな、取れないや。
と、その時、凧が半鐘から外れ空高く飛んでいっちまった。それも
すんごい勢いで。。。さすがにあれは追っても無駄だと子供の俺で
もすぐにわかるくらいの勢いだった。高かったので悔しかった。
諦めて二人で帰ろう、ということになったが急に天気が悪くなり始
め、雨が降ってきた。幸い俺の家もかっちゃん家も近い。バイバイ
してすぐに家に着いた。と、ほぼ同時に大雨。しかも雷?まで鳴って
きた。2月に雷?ありえねーとか思いながらも、まさかさっきのが
原因じゃないよな・・・とちょっと不安だった。
何やら外が騒がしくて目が覚めた。
なんだ?こんな時間に。。。時計を見たら午前零時半だ。親はすでに
起きて外で近所の人に何事か聞いてるようだった。戻ってきた父親は
血相を変えて「おい、かっちゃんがいなくなったんだと」と言った。
俺は「えっ!?」と驚いた。騒がしかったのは村の皆でかっちゃんを
探しているからだった。何でも昼間遊びに行ったきり帰ってこなかっ
たらしいが、親父さんが夜勤で帰宅が遅かったから気がつかなかった
ようだ(母親は亡くなっている)。
おまえ、何か知らないか?
「・・・」俺は怖くて黙っていた。
4/7
結局その晩、かっちゃんは見つからなかった。あの時、確かに自宅の
方向へ走っていく姿を俺は見た。一体どこへ行ったのか。。。翌日、
警察と村人で捜索が始まった。俺は子供心に怖くてどうしようと悩ん
だが、このままじゃかっちゃんが本当にいなくなる気がしたので親に
言った。「バカヤロー!」俺は親父の平手で吹き飛んだ。「あそこに
は入るなといつも言ってただろう!」俺は泣きながら謝るしかなかった。
親父は早速、村の人たちにそのことを告げ相談を始めた。
しばらくして村のご意見番というか不思議なちからを持
った婆さんが
きて「家の周りに小便を撒いて玄関に塩を盛るように」と言った。その
婆さんの不思議なちからは何度か見たことがあり、俺も小さい頃に疳の
虫がひどかったので、その婆さんに直してもらった記憶がある。手首に
細い紐を巻いて指先をこすられたと思ったら、爪と指の間からクネクネ
と動く正体不明の生き物?が出てきた。それが疳の虫なんだという。
婆さんはそのクネクネを引っ張って巾着袋に入れて封をした。子供なが
らに不思議な婆さんだなと思っていた。外見はナウシカに出てきた予言
の婆さんにそっくりだった。
こりゃ大変なことになっちまったね・・・死人が出なきゃいいが・・・
婆さんは村人全員に今すぐ家に帰り、今日は一歩も外へ出ないようにと
伝えた。あの辻にだけは触れちゃぁなんねぇ。昔からあそこを崩そうと
したりすると必ず死人が出たんだよ。そりゃぁすごい祟りが起こるんだ。
婆さんは俺を脅した。俺は泣きながら震えているしかなかった。
いいかい?次に祟られるのはおまえだ。今夜はずっと目を閉じているんだ。
絶対に何が起こっても目を開けちゃぁなんねぇ、いいね?婆さんはそうと
俺の髪を何本か抜き、うちの仏壇で念仏を唱え始めた。
5/7
俺は両親に囲まれてずっと目をつぶっていた。時間ももう遅い。寝てしま
えば楽なんだろうが、緊張でまったく眠れない。婆さんはずっと念仏を
唱えている。と、バチンという音とともに電気が消えた。親父がブレーカー
を上げるも電気がつかない。停電か?仕方ないので仏壇用のローソクに火
をつけたようだ。すると婆さんが「むっ」と言い念仏をやめた。
カーン・・・カーン・・・
何やら遠くから鐘の音が聞こえた。。。
来たね・・・婆さんはそう言うとガサゴソと何かをいじっているようだった。
俺は目をつぶっているので何が起こっているのかわからない。ただ、鐘の
音がだんだん近づいているような気がした。
カーン・・・カーン・・・
俺は怖くなった。しっかりと両親の手を握っていたが汗でぬるぬるしてい
るほどだった。両親も震えている。婆さんは相変わらずガソゴソとしてる。
と、うちの前で鐘の音が止まった気がした。ずっと目を閉じてるから聴覚
が敏感になっていたんだと思う。途端に玄関の戸がガタガタと言い始めた。
ヒィッ!俺と親は怖くて悲鳴を上げた。玄関はしばらくガタガタしていたが
じきに止んだ。と、今度は屋根の上を何かが歩いている音がした。時折、
ヒ~ッヒヒヒヒというような不気味な声が聞こえてきた。しかも複数の声だ。
6/7
いいかい?目をつむったまま声も出しちゃぁダメだからね?
婆さんはそう言うと家の中央の柱に何かを打ち付けていた。と、何かの気配
がする。。。すぐ近くに何かがいる。。。両親は気がついていないようだ。
でも声を出してはいけない。うう、でも何かが俺の近くで匂いを嗅いでる
ような感じだ。気持ち悪い。とてもじゃないがこの世のものとは思えない。
両親は気づいていないようだった。俺は恐ろしさと緊張で失神寸前だった。
見 ぃ ~ つ け た ぁ
確かに聞こえた。
と同時に俺は完全に気を失ってしまった。
翌朝、俺は外の騒がしい声で目が覚めた。
いたぞー 見つかったぞー たくさんの人がそんな感じで叫んでいた。
部屋の中を見回すと両親はいない。婆さんもいない。俺は昨夜のことを思い
出して再び怖くなった。と、視線を部屋の中央へ向けると何か違和感がある。
昨夜、婆さんが何かをやっていた場所だ。よく見ると中央の柱(大黒柱)が
真っ黒に焦げている。。。一体何があったんだろ。。。と、外にいたお袋が
家の中に入ってきて、俺に言った。ねぇ、かっちゃんが見つかったんだって!
俺はすぐに飛び起きて外へ出た。ちょうど親父が帰ってきた。俺はそこで
色々聞いた。
かっちゃんは近所の豚小屋の中でなぜか裸で寝ていたらしい。命に別状はない
が、俺とバイバイしてからの記憶がないらしい。ただ、手には火傷を負って
いたようだと言う。俺はというと、昨夜失神した直後に柱が燃え上がり、その
まま鐘の音も消え無事、朝を迎えられたと聞いた。婆さんが俺の髪を祈祷用の
人形に入れ、その柱に打ち付けたことによって、家の守り神の大黒柱が身代わ
りになって助かったんだという。
7/7
婆さんは?と聞くとかっちゃんの体を清めに行っているそうだ。どうやら昨日、
玄関をガタガタしたのも屋根の上で暴れたりしたのも彼なのだそうだ。きっと
取り憑かれていたんだろうということだった。その後かっちゃんは街の病院へ
運ばれたが元気になり帰ってきた。但し記憶は消えたままだそうだが・・・
この事件を通して、子供ながらに自然には立ち入ってはいけない場所があるん
だなとしみじみ痛感した。
時が経ち、今、その辻の周辺には高速のインターチェンジが出来た。北関東
自動車道という高速らしい。俺は田舎を離れて数年経つが、今でも帰省すると
あの時のことを思い出す。親の話では高速のルートもわざわざあの辻を迂回
して作られたということだった。確かにもし、工事であの辻が破壊されてたら
この高速の建設計画もどうなっていたか・・・考えると恐ろしくなる。
ちなみにこの事件の1年ほど後、前回の天狗の事件に遭遇した。
おしまい。
こういう小細工マジ冷める
長くなりますがご了承ください。
スーパーマーケットの夜間警備をやっていた頃の話です。
時間についてはそれどころじゃなかったので覚えていません。それほど恐ろしかったです。
その日は先輩二人と警備室で休憩をしていました。そのうち一人、Aさんは仮眠をとっていました。
僕が監視カメラの映像を見ていると、二階の衣服売り場の天井のダクトが外れ、何者かが侵入する映像が移りました。
ラーメンを食べてるもう一人、Bさんに、ちょっと見てきますと言って無線機を持ち、二階へと向かいました。
そのスーパーはちょっと大きめで、しま〇らとかマツ〇ヨとかが入ってるもので、二階建てでした。
エスカレーターは止まっているので、非常階段から二階に上がり、中に入ると、酷い有様でした。
片っ端から衣服のハンガーが倒され、シャッターが破壊されていました。
「ひっでぇな……」
なんてありがちなセリフを呟きながら、無線にて先輩にありのままの現状を伝え、不審者をカメラで探すよう頼みました。
「誰だ!出てこい!」
何度も問いかけながら僕はライトを持って二階を隅々まで探しました。しかし、不審者の気配はありません。
一階に行ったか。
非常階段から行こうかと思いましたが、店内のエスカレーター脇の階段を通りました。
案の定エスカレーターの通行禁止の柵がなぎ倒され、本の棚がひっくり返されていました。
すると、魚類売り場の方からバタタンという音が。それとほぼ同時に無線に先輩達からの慌ただしい声が聞こえてきました。
『まずいぞ。奴は泥棒じゃねえ。何が目的だ?』
「どうしました?」
『さっきから両腕振り回したり四つん這いになったりで明らかに挙動不審だ。ちょっとヤバイ奴かも知れん。今奴は厨房(肉や魚をさばくところです)に入ってった。警察にも電話入れたからちょっと先行っててくれ。くれぐれも気をつけろよ。』
「分かりました。」
いわゆるマジキチというやつだろう。僕は小走りで厨房へと向かいました。ライトを構え、ゆっくりと厨房のドアを開けました。
「誰だ!バレないとでも思ったか!警察が来るぞ!」
返事はありません。あちこち探しましたが、本当にいません。
確かにここにいるはずが。
すると無線がけたたましくなりました。
『おわっ……(ノイズ)……おい、聞こえるか!?返事してくれ!……(ノイズ)オッオッオッ』
「どうしました!?」
『オッオッオッ……(ノイズ)……ドアを叩いてるのはお前か!?』
「違います。僕は厨房です!」
『……(ノイズ)笑えない冗談はやめろ!』
「だから冗談じゃありませんて!」
僕は厨房から出て、近場の監視カメラに手を振りました。
『オッオッオッ……マジかよ……奴が…オッオッオッ…俺達の……オッオッオッ……警備員室のドアを叩いてる……?』
「なんですって?」
僕は走って店内から警備員室の方へ走り、少し遠くで観察しました。
確かに、暗くて良く見えませんが、何者かが警備員室の前で荒ぶっています。ドアを叩く音が響きます。それと、
「オォッオォッオォッオォッオォッオォッ」
という低い声。息継ぎするまもなく続きます。
さすがにそれをライトで照らす根性はありません。
『危険だ。君は何もしなくていい。とりあえず待機しよう。もう少しで警察が来る。何とかして戻ってきてくれ。』
「分かりました。」
踵をかえし階段を駆け上がります。
瞬間、警備員室の前の音のパターンが一瞬変わった気がし、嫌な予感がして二階の物陰に隠れました。
予感は当たり、奴が僕の後を付けてきました。
「オォッオォッオォッオォッ」
非常灯の明かりに照らされ、奴は酷く痩せてるように見えました。しかし、やたら脚が太く見えました。
「オォッオッオッオ」
奴はまた下へと降りていきました。
「ダメですね。気配を察知して付いてきます。足の速さ的にも外ルートだとそっちに着くまでに僕が追いつかれます。」
『そうか……音で何とかならんか?』
仮眠をとっていたAさんでした。
「音ですか?」
『ゲームよくやるからね。現実でも通用するかどうかは分からないけど。』
「音……よく無線の音聞かれませんでしたね。僕の声も」
『君の無線機をインカム外して大音量にして、少し離れたところに置いてよ。無線機置いたらなんか合図して。1分後に大声出すよ。それで引き付けてみよう。奴が釣れたらこっちのドアまで来て。5回叩いたら入れてあげる。』
「策士ですね(笑)分かりました。」
僕はちょうど店の中央、文房具売り場の床に無線機を置き、階段横のスペースに隠れました。そこで近くの監視カメラにOKサインを出しました。腕時計で1分を数えます。
移動に30秒。
あと30秒。
「オォッオォッオォッ」
え?
奴が真正面のレジのところを激しく腕を振り回して歩きます。
15秒。
マジでか
奴の腕がレジスターを粉々に壊します。
10秒。
来るな。
奴がこちらへ歩いてきます。
5秒。
奴が僕の目の前で止まります
気付かないで。
0秒。
『うわーーーっ!』
無線の声を聞きつけ、奴は恐ろしい程早く方向転換し文房具売り場へと走り出しました。
その時一瞬目が合いました。黒目の面積がとても広くて恐ろしかった。
僕は猛ダッシュで警備員室へと走りました。警備員室のドアは酷く凹んでいました。
遠くでバキッと音がします。あの声も聞こえます。
「オッオッオッ」
急いで5回叩きました。
先輩は僕を引きずり込み、またドアに鍵をかけました。
僕は泣いていました。号泣でした。
その後警察が到着し、奴を探しましたが既にどこかへ行っていました。
初めは信じてくれませんでしたが、店の荒れ模様と監視カメラの映像を見て、信じてくれました。
店の復旧には多額の費用がかかったそうです。
ちなみに奴はまだ捕まっていません。
なのになぜあそこに行ったんだと一括する無能周辺住民
なんやろね
しかも、見張りや柵すらしてなかったり
リアルが一番怖いわ
少年画報社
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しかし歴代の洒落怖話も大抵どれかには該当しちゃうぞ
私はあんまり長い話は苦手というくらいでしょうか
あ、でも…怪談では珍しいですが
登場人物の仮名が全員なにかにかこつけた名前になってたりすると凄いモヤモヤします…
(例:新撰組の名字で統一されていたり)
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